撮影場所を鳥羽から移動することに決めたのが6時40分ごろ。もう日蝕は始まりかけています。メインとなる金環蝕は7時30分ごろなので、ぎりぎりまで粘ってみることにしました。
どこまで北上できるか? 津あたりまで行けば大丈夫そうだけど、時間的に難しいかも……。
運転しながらも雲の切れ間から覗く太陽や日差しの届く方向などに注意しつつ「どこで見切りをつける」かがポイントでした。
最終的に、車を止める場所やカメラ・三脚等のセットの時間を見越して7時10分ぐらいに松坂市のとある海辺の公園(名前も知らない)に場所を定めました。
細長い海浜公園だったのですが、疎らではあるものの4~5組の撮影目的の方々がすでに撮影を開始されていました。私も大急ぎで準備します。
こう切羽詰まった状況だとあまり細かく設定したりする余裕はありません。とりあえず「やっつけ」です。
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7時18分、少しぼやけています。
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20分、減光フィルターを足してみたり……。くっきりはしていますが、雲の具合次第でひどく暗くなるので却下かも。
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27分、もうすぐ始まる。
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29分、始まりました。本当は始まったすぐは私も慌ててしまって、2重になったりボケボケだったりしたのですが、わりといい感じに取れました。
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これが一番いいかな、色合いも綺麗だし。(本家のトップ絵もこれにしました/笑)
やれやれ、
たまの無茶もやりたかったのでいいかと思いつつ、大阪までの帰路はなるだけ事故にだけは注意しようと慎重に進めましたが、とってもとっても周囲の車が速くて、それもでっかいのが後ろから迫ってきたりで怖かったです。2回ほどスピード違反だろうと思われる車を見かけました。(なんで登坂車線から追い抜きをかけるかなぁ/怒)
帰阪し、予定よりも早めに職場に着いて愕然としたのが、天気予報では絶望と思われていた大阪や和歌山西南部では天候も良好で、ばっちり日蝕も見れたという報告です。同僚が携帯で撮影したものを見せてもらった。
私はいったい、何をしてきたんだろう?(苦笑)
そこまでは思わないんですけどね、結果的には裏目だったかも知れませんが、不確かな希望だけで大阪、あるいは和歌山で日蝕を待つよりも、できるだけ可能性の高い方法を考えるのは私の性分にもあっています。
舞い込んできた幸運よりも、試行錯誤と実際の行動という必然性に導かれた結果の方がより価値があると思うから。
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|2012,05,21, Monday 11:58 PM | comments (0) | trackback (0) |
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